【実釣検証】3DプリンタールアーA.P.P開発ログ|11月・五島列島ショア&カヤック実釣レポート
- 山下勇磨

- 11月8日
- 読了時間: 9分
更新日:11月9日
五島列島のフィールドで、A.P.P 3Dプリンタールアーシリーズの実釣テストを実施。
ショアジギング、カヤック、ライトゲームといった複合釣行を通して、各モデルのレスポンス・スイム姿勢を検証しました。 本記事では、11月1日〜末までの釣果と検証ログを日付順にまとめています。
11月1日 ナイトペンペンシイラゲーム
ペンペンシイラの群れが入ってきていたので、小型プラグで応戦!活性はやや低く、群れの数は多いものの、食いは渋り気味でした。ベイトタックルとマスタンプラグ55Sでヒット。サイズは小型ながら、ナイトゲームでの反応を確認できました。3Dプリントによるスリムボディが、低活性時でも誘い出せる結果に。
ルアー:MUSTANPLUG55S
11月6日 ショア青物&ライトショアジギング
前日の不発から気持ちを切り替え、メタルトスでRIDEON!メタルトス30g、9gを使用し、サゴシ・練物・アジ・ペンペンシイラ(バラシ)をキャッチ。サゴシは単発で群れの密度が低め。ベイトが接岸しておらず、潮回りも変化期。今回はルアーセレクトとベイトのズレが課題。大潮のタイミングにより、フィッシュイーターの捕食時間が短い傾向。潮位・ベイト着き場の関係を再確認する実釣となりました。
次週は気温・天候ともに変化予報。シーズン後半のヒラマサ・青物RIDEONに期待。
ルアー:METALTOSS 26g
11月7日〜9日 連日ショアジギング短時間釣行
17時〜18時前後の1時間釣行を連日実施。ベイト群れの移動が激しく、日ごとに反応が変化。メタルトス26gでは反応あり。LBブレード35では渋い場面も。フックをリアトレブルのみへ変更するとバイト率向上。フックの乱反射やシルエット効果がサゴシに効いた可能性。ブレードジグのアクション精度を再評価する釣行となりました。
ルアー:METALTOSS 26g
11月9日 上五島ナイトアジング
上五島到着後すぐにナイトアジングへ。近場の堤防からスタートし、アジ・アラカブ・セイゴをキャッチ。ベイトイワシが豊富で、常夜灯下ではライズも確認。潮の変化に応じてジグヘッドウェイトをローテーションし、数匹をヒット。難しいコンディションの中でもA.P.Pタックルのバランスが活きた釣行。
タックル:ロッド:5ft オリジナルロッドリール:2000番ライン:フロロ2lbリグ:ジグヘッド+ワーム各種
11月10日 上五島エギング&ライトジギング
朝マズメにエギングスタート。常夜灯周りではアタリなし。明るくなるにつれナブラ出現。潮通しの良いエリアに移動し、メタルジグで反応。ショートバイトが続くも、アクションを変えた瞬間にスマカツオがRIDEON!エギングタックルでのファイトを制し、無事キャッチ成功。A.P.Pメタルジグの立ち上がり性能が光った釣行。
タックル:ロッド:8.6ftリール:2500番ライン:PE0.8号リーダー:2号ヒットジグ:シーフラワー25g(ヤマリア)
11月11日 上五島ショア青物&カヤックフィッシング
ショアゲームはカツオやナブラを確認するもノーヒット。堤防でプロトエギ「BUREIDROLL90」にてアラカブをキャッチ。
午後はカヤックフィッシングへ。ボイル撃ちを中心に展開。26gでは反応薄く、メタルトス9gのみでヒット。ベイトの密集域では、軽量ルアーの立ち上がり性能が有効であることを再確認。
タックル:ロッド:8.6ftリール:2500番ライン:PE0.8号リーダー:2号ヒットエギ:BUREIDROLL90プロト(A.P.P)
11月11日 カヤックフィッシングでジグキャスティング
13時30分よりスタート、カヤックで群れに向かう。ボイルも確認できたので、ボイル打ちを行った。26gでは反応薄く、メタルトス9gのヒットのみとなった。ルアーは、マスタンプラグ55s、スライドワイパー55S、メタルトス26ℊも使用。ベイトフィッシュは一面に広がっていたので、時折ボイルすることが多かった模様。
ルアー:METALTOSS 26g
11月11日&12日 ラン&ガン+青物トップゲーム
ライトジグ単でアラカブ、メバル多数いたが活性は低い。LBSでキジハタ追加。イワシマイクロ確認できたが少な目。そこまで量もおおくはない。その後、移動。なまワンチェック。ベイトサイズも大きく、新小も確認できた。イワシのサイズは8センチくらい。アオリイカの回遊もみられ、そこそこ数も期待できそうなエリアだがスレが気になる。手のひらサイズの100gサイズを1杯確認した。その後デイ終了。ナイトゲームで久しぶりにアジングへ向かう。西神でアジの群れを確認潮どまりまでの1時間ほどで数匹釣ることができたが、サイズは20センチ前半だった。その後、移動。鯖、アジ、ヒラセイゴを確認することができた。次の日の9時前スタートでちょうど潮どまりからの下げのタイミングではいることができた。ルアーはトップルーム120Fのブラックキャンディをセレクト。特にベイトやアジ、鯖など確認できることはなかったものの。10投目にてライドオンに成功した。1発でバイトにもちこむことができたのとドラグもでることなくキャッチすることに成功した。ギャフもしっかり継ぎ目を伸ばし固定させ、距離も短いこともありキャッチには時間がかからなかった。サイズは65センチ、2キロくりあのヒラマサだったが久しぶりの1尾だったのと、3Dプリンタルアーのトップルームで何より。ベイトフィッシュもそれほど大きくないだろうから細かいアクションも織り交ぜた。青物タックルにしてはライトタックルの操作性が活きる状況と魚のコンディションだったと思う。その後、そのまま。シャローエリアを歩き、ヒラスズキ狙いに切り替える。そして深みとシャローのブレイクがからむエリアで唯一の1バイトを得ることができた。しかし、フッキングが決まらず。きちょうなバイトをものにできなかったのは悔しいが、波打ち際のバイトを拾っていくにはある程度のティップの追従性によるアシストも必要そうだ。それか新品のフック。貴重なバイトはのがしたものの新たなポイントを開拓することができた成果はあった。
11月13日 上五島エギング・ロック・メバリング
夕まずめからエギングスタート。潮止まり前にロックフィッシュへ切り替え。夜光ワームでアラカブ2匹・キジハタ1匹をキャッチ。移動後、青メバル3匹を追加RIDEON。ロック・ライト双方で安定した反応を得ました。
タックル:ロッド:5ft オリジナルロッド/8.6ft オリジナルロッドリール:2000番/2500番ライン:フロロ2lb・PE0.8号リグ:ジグヘッド+ワーム各種
11月13日 磯&ショア ヒラマサトップウォーターゲーム
磯ポイントチャックは不発。
その後、移動して領域展開中のコンディションのいい4キロのヒラマサ
掛かりどころもあり、潜るしよく引きました。
いいタイミングとルアーローテーションが功を奏す結果に・・・ただただありがとうございます※動画にも収められました。
しじみ出汁による、しゃぶしゃぶで少しばかりいただきました!
11月16日 アジング
11月17日 ライトショアジギング釣行
青物をメインに狙い、オオモンハタ・イソフエフキ・アラカブをキャッチ。イワシの群れも多く、青物のボイルが頻発。100〜190mmプラグにヒラマサ反応もミスバイト。20〜30gメタルジグで多魚種がRIDEON。ヒラゴサイズもヒットするも足元でRIDE OFF。ライトタックルでも強い引きを楽しめました。
11月18日 アジング
ワームが好調。小型ミノーやシンペンでも試し、数匹をヒット。レンジとリトリーブスピードのコントロールが重要。ベイトフィッシュを追う個体への攻略が鍵となりました。
ルアー:MUSTANG 55S
11月20日 エギング&ロックフィッシュ
アオリイカのチェックでは100g級を1杯確認。メタルジグを投入し、ロックフィッシュが好反応。RIDEON多数。ボトム中心にアクション展開。
ルアー:METALTOSS 26g
11月24日 ライトゲーム&エギング
常夜灯下でアジ数匹とアラカブをキャッチ。55mmプラグでリフト&フォール、ロングワーム+2.5gジグヘッドでヒット。15時からのデイゲームではメタルトス9gでメッキ・小アジをキャッチ。夜はサバ・アジが好反応。A.P.Pマイクロプラグの汎用性を確認。
ルアー:MUSTANG 55S
11月25日 上五島カヤックフィッシング
サゴシボイル発生エリアでメタルジグを投入。表層では反応なし、ボトムからのリフトで1匹目をキャッチ。ジグを変え2匹目を追加。その後はショートバイト中心。ジグメイン展開ながら、新たなアプローチを考える好機となりました。
11月26日ライトゲーム
ちょこっとライトゲームでメバルGET!
11月27日 青物狙い&ライトゲーム
青物反応薄く、ライトタックルに変更。アジ・キジハタをヒット。アジは1g前後、リフト&フォール中心。イカシルエット系ワームで根魚が丸呑み。
11月27日 ヒラマサとブリがライドオン!
1尾目のブリは、開始早々ボイルの周辺。ピンポイントを意識してアピールすると吸い込まれる。2尾目のヒラマサは、時間を置いてスプラッシュで誘っていると一瞬でバイト。これもしっかりフッキングなので無事にランディング成功。
動画はとってないのですが、これぞ秋のといえる状況を感じる展開で安心しました。
予定より早く魚が上がったので、ポイント変更。
気になっていた未だ見ぬポイントをチェックしに行く。
いくつか見ていくなかで、1か所に絞り込みトレッキング開始
ゆっくり足場探しながらポイント到着。
最初はブレスライド140Fプロトでチャックも反応なし。すぐにトップ投入して数投。鮮烈なRIDEON!5キロ以上の手応えと引きに、オープンベイルを繰り替えし根を交わすこと8分間。イノシシに従い、4足歩行での藪漕ぎの代償がここでくる。リーダー上からのブレイク。移動時にタックルは収納していくのが常ですが、今回に限って直してないという失態。
メインラインを守るためにも「現場までタックルは収納徹底」ということです。
ブレイクでしたが、ヒットパターン、やり取りに大きな経験値を得て心洗われました!
11月28日 青物&ロックフィッシュ
青物のライズあり。アラカブRIDEON。朝マズメを中心に反応を探る展開。
11月30日 ライトゲーム
夕まずめにエギング後、ライトゲームへ。アラカブ・アジが好反応。マスタンプラグ55Sにフラッシング針をセットしアピール強化。夜はアジングでRIDEONを複数獲得。シャローの小型アジ群れを攻略できた実釣でした。
総括|A.P.P 3Dプリンタールアー 実釣テスト in 五島列島(11月)
11月の五島列島フィールドでは、ショアジギング・カヤックフィッシング・ライトゲーム・エギングと、さまざまなスタイルでA.P.P 3Dプリンタールアーシリーズの検証を行いました。
序盤はナイトペンペンシイラゲームでの反応確認から始まり、中盤ではサゴシ・ヒラマサ・ブリといった青物とのファイトを中心に展開。後半はアジング・ロック・エギングなどのライトカテゴリーを織り交ぜ、マイクロプラグやプロトモデルの動作検証を重ねました。
特に印象的だったのは、3Dプリントによるスリムボディ構造や軽量設計の効果が明確に現れた点。低活性時の誘い出し能力、立ち上がり性能、フック位置によるバイト率変化など、細部まで実戦で確かめることができました。
また、カヤック×ショアの複合釣行により、潮位・風向き・ベイト密度の変化に応じたアプローチの重要性を再認識。フィールド全体を「ひとつの実験場」として、A.P.Pルアーシリーズのポテンシャルを体感する1か月となりました。
12月以降は、水温低下とともにターゲットがシフトする時期。ヒラマサ・ブリ・アオリイカ・メバルといった冬のメインターゲットに向け、さらなる調整と検証を進めていきます。引き続き、A.P.Pシリーズのアップデート情報と実釣データをお楽しみに!
作成者情報
Author:山下勇磨(A.P.Pフィールドテスター)プロフィール・釣歴 釣歴:磯ヒラスズキ/エギング/ショアジギング/ライトゲーム/エリアトラウトetc...3Dプリントルアー開発実釣テストInstagram・YouTubeなどでも釣果・開発進行を随時公開中。






























































































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