【五島列島】1月釣果まとめ|3Dプリンタルアー実釣テストレポート
- 山下勇磨

- 11月5日
- 読了時間: 10分
更新日:11月26日
2025年1月の五島列島釣行では、3Dプリンタを活用して自作したA.P.Pプロトルアーの実釣テストを中心に行いました。
メタルトス、グライドロール、トップルームといった各モデルの動きや耐久性を実際のフィールド(上五島・中通島など)で検証し、アオリイカ・ヒラスズキ・青物・アラカブなど多彩な魚種をターゲットにテストを実施。
本記事では、「3Dプリンタルアーの実釣性能」と「冬の五島列島の釣果」を両軸で詳しく紹介します。
1月1日:堤防エギングで初アオリイカ【グライドロール90プロト】
元旦初釣りは、3Dプリンタで制作した「グライドロール90」プロトタイプのテストを兼ねて堤防へ。エギの反応が薄い時間帯にはロックフィッシュ狙いに切り替え、メタルトスでアラカブをキャッチ。その後、水深のあるポイントでグライドロール90に待望のアオリイカがヒット。フリーフォール中にしっかり抱きついてくれました。
使用タックルは、7フィート3インチロッドに2500番リール、PE0.6号ライン。ルアーはメタルトスとグライドロール90(A.P.Pプロト)を使用しました。
ルアー詳細ページリンク:グライドロール90、METALTOSS9g
1月1日:磯ヒラスズキ釣行
薄暗い中、山下りスタート!新年早々初ヒラ出を頂きましたが、フッキングならず💦
ポップライド120F(現 トップルーム120F)での反応でした。青物の反応はなし。
1月4日:磯ヒラスズキ釣行
8時過ぎより昨年チェックしていた磯へと向かう。ウェーダー着用し断念していた箇所へ向かってみることにした。ウェーダー装着もよく、磯靴に比べて軽いので、移動が比較的楽だった。
磯を歩き、狙ったポイントにつくと、鳥はいなかったが、キャストを繰り返していく内に寄ってきていた。湾内側サラシ打ちからスタートするも、反応は1回なにかあったような小さい。ルアーは、ブレスライド110F、トップルーム120F、メタルトスLBSに変更した。マイクロベイトフィッシュも確認できたので、メタルトスlbsを主体にしていくことにした。沖の方では、単発の小さなボイルも発生していたが、魚からの反応はなかった。その後、波がダイレクトに当たる方へと移動して、メタルトスlbsを1投目、足元でしっかり食ってきた。ルアーも丸呑みのナイスコンディションの1尾だったが、ランディングに苦戦。しっかり弱らせてから磯揚げすることになった。しかし、そこでフックアウトかと思われるテンション抜け、すかさずハンドランディングに持ち込めたのは運が味方してくれたかもしれない。じっくり時間をかけていたことも魚が暴れずにランディングできたことに繋がった。サイズは75㎝のお腹をしっかり膨れた1尾だった。
撮影の後は、波の穏やかな場所に移動してから、ゆっくり時間をかけて蘇生してやり、無事に海に泳いでいった。その後、同ポイントで2回ほど、ヒラスズキからのバイトがあり、1フックオフという結果になった。魚の気配も濃く、潮の流れも効いているということもあり、波が落ち着いても青物のヒットも期待できそうなポイントであった。
1月5日 カヤックフィッシングとLBS
あけましておめでとうございます。オルプラ山下です。去年からヒラスズキ釣行に力を入れていた為、カヤックフィッシングから遠ざかっていました。ショートカヤックロッドも手にしたこともあり今年はカヤックフィッシングも視野に入れていきたいと思っております。カヤックの機動性を生かした釣りは未知数であり、天候も重々注意が必要。風も弱まる日にカヤックフィッシングに向かった。 最初は、エギングからスタートしブレイドロール、グライドロールからスタートしたもののアオリイカの反応はなし。そしてブレードジグ(LBS)に切り替えて今年初のエソをキャッチ。その後、ショアラインで流しながら丁寧にボトム近辺をチェックしていった。クリアな水質も相まって10m前後はボトムも認識できる。その後、アラカブを2匹追加したところで青物の姿も確認。ブレードジグ&メタルジグに交換してみたり粘ってみたがバイトは得られなかった。 そして、ブレードジグで戻りつつショアラインより10mほど深い水深の場所をチェックしているとフォール中にラインが走った。合わせをいれた瞬間の重みと引きで青物と確信。ドラグ設定も緩めに直しカヤック直下まで寄せれたが・・・バラシ。これは魚に取っても気の毒だったが、スナップつけていたタックルバランスの崩壊が原因。予期せぬ大物にも対応できるタックルバランスは必須だったようだ。その後、気を取り直してタイ、エソを数匹追加して終了とした。
ルアー詳細ページリンク: LBBLADE50 METALTOSS 26g LBBLADE35
1月6日:ショアキャスティングでブリ80cm【比較テスト】
ショアキャスティングでは、ブリ80cmをキャッチ!3Dプリンタ製ルアーと市販プラグ「モンスタードライブ190F」を比較したところ、自作ルアーでも十分な水押しと耐久性を発揮できることが分かりました。ABS樹脂の浮力調整が効いており、アクションレスポンスも非常に良好。今後の量産プロトに期待が持てます。
(タックル)
ロッド:10.6ft
リール:5000番
ライン:PE2.5号
リーダー:20号 70ポンド
ルアー:HAPPY RIDE 120F(A.P.P),モンスタードライブ190F(シマノ)
詳細ページリンク:HAPPYRIDE120F
1月8日:青物トップ釣行
本日も、朝マズメより、未だ見ぬポイントに向かいました。青物のライズも確認できるものの、バイトには持ち込むことができず終了。ルート確認や状況チェックのみの成果でした。
1月9日:ライトメタルジグでアラカブ釣り
雪積もるなか、歩いて堤防へアラカブを狙いに行ってきました。寒さがきびしい中、足元の基礎のゴロタで待ち伏せしている魚に、メタルジグを送り込むイメージで釣り歩きました。フォールにバイトが集中し、計4匹の釣果となり、1匹キープして終了。
(タックル)
ロッド:6フィートオリジナルロッド
リール:2500番
ライン:PE0.6号
リーダー:4号
ルアー:メタルトスプロト(A.P.P)
ルアー詳細ページリンク:METAL TOSS 9g
1月11日:ランガンエギングで3Dプリンタエギグライドロール100プロトが活躍
天気も落ち着き、昼過ぎからポイントチェックへ。子イカの群れの中から沖に潜む、良型のイカへアピール。少しの時間で1杯のみでしたが、グライドロール100 S(スローフォールモデル) プロトタイプにいいノリ見せてくれました。
(タックル)
ロッド:7フィート3インチ他
リール:2500番
ライン:PE0.8号
リーダー:4号
ルアー:メタルトスプロト(A.P.P)、GURAIDROLL100Sプロト(A.P.P)
1月12日:マイクロジギング釣行
エギングポイントチェックでしたが、フッキングミス1回。イカの姿は少なく、反応も渋っていました。メタルトスでアラカブ、クロムツのみRIDEONとなりました!
(タックル)
ロッド:7フィート3インチ
リール:2500番
ライン:PE0.8号
リーダー:4号
ルアー:メタルトスプロト(A.P.P)、グライドロール100(A.P.P)
ルアー詳細ページリンク:METAL TOSS 9g
1月13日:青物狙いとロックフィッシュ釣行
朝マズメから青物狙いへ向かう。水面は時折ライズしていて、ターゲットはいるもののプラグへのアタリはなし。ポッパー、ダイペン、ハッピーライド等をいつも通りローテーション。しかし、ヒットには結びつかず、潮どまりに突入。ボトム付近でメタルトスをボトムバンプさせアラカブの興味を引き、バイトに持ち込みました。その後、ポイントを移動しつつチェックしていくも、チヌのバイトのみに終わりました。
(タックル)
ロッド:10.6ft
リール:5000番
ライン:PE2.5号
リーダー:20号 70ポンド
ルアー:HAPPY RIDE 120F(A.P.P)他、メタルトスプロトタイプ(A.P.P)
ルアー詳細リンクページ:METALTOSS 26g
1月15日:青物狙い&ヒラスズキ
ベイトフィッシュの気配も薄く、磯から堤防へと移動するも反応なし。北西が穏やかな日でした。
1月16日:朝マズメ&ナイトゲーム釣行
朝から青物(ブリ)狙いへと釣行しましたが、ノーライドノーフィッシュとなりました。メタルトスでアラカブ、ナイトフィッシングでアジのヒットのみで、アジの群れはディープへと落ちているようで、ボトムを取り表層から2、3メートルのところでRIDE ONとなりました。
(タックル)
ロッド:10.6ft
リール:5000番
ライン:PE2.5号
リーダー:20号 70ポンド
ルアー:HAPPY RIDE 120F(A.P.P)他
ロッド:5フィート オリジナルロッド
リール:2000番
ライン:フロロ2ポンド
ルアー:メタルトスプロトタイプ(A.P.P)
ルアー詳細ページリンク:METAL TOSS 9g
1月18日:寄り道ロックフィッシュ
雨も降ってきたので短く釣行へ。
荒れる天気で水深のあるゴロタ場で、3回ほどボトムバンプ!
するとアラカブが1匹出てきてくれました!

(タックル)
ロッド:7フィート3インチ
リール:2500番
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ4号
ルアー:メタルトスプロトタイプ(A.P.P)
ルアー詳細ページリンク:METALTOSS 26g
1月22日:アジング釣行
ポイントチェックでナイトルアーフィッシングへ。最初にヒットしたのは、10センチ級の小型のアジ。あとは続かず、エギングやロックフィッシュゲームを織り交ぜつつラン&ガン。その後は、アジの群れを発見し、中層付近をトレースして20センチ級のアジを数匹釣りあげ終了しました。
(タックル)
ロッド:6フィート オリジナルロッド
リール:2000番
ライン:フロロ2ポンド
リグ:ジグヘッドリグ+ワーム
1月22日:ヒラスズキ釣行
シャローエリアのポイントをチェック。ベイトフィッシュの気配はあるものの、本命の反応はありませんでした。飛距離のあるルアーでのサーチが必要だったかもしれません。
1月25日:ナイトエギング
グラドロ100で広範囲をチェック。ボトム付近からピックアップすると2杯のアオリイカが追ってきましたがRIDEONとはならず。グラドロ90にサイズを落とし、日が落ちる頃にボトムからのコールアップで待望のRIDE ONとなりました。
(タックル)
ロッド:7フィート3インチ他
リール:2500番
ライン:PE0.8号
リーダー:4号
ルアー:GURAIDROLL100(A.P.P)、GURAIDROLL90(A.P.P)
ルアー詳細ページリンク:GURAIDROLL 100 GURAIDROLL 90
1月29日 ロックショア ブレードジギングゲーム!
波の状況が気になったが、ポイントへエントリーしてみることにした。前日の波が良かったのでウネリが残っているとは思われたが、波の入りも落ち着いておりヒラスズキの好条件となるサラシも少なかった。
その為、ミノーより、ブレードジグLBSを中心にチェックしていった。特に潮通しのいいポイントに向かうのを優先しつつ、各所の小場所をチェックしていく。カツオドリもかなり見受けられ、ベイトフィッシュとなるであろうイワシの群れもいるようであった。しかし、波の影響も少ないので岸よりでのベイトフィッシュの気配は少なく感じられた。目星を付けていたポイントにに到着すると、トップウォータープラグTOPLUME120Fでチェック。流れもきいているので、もう少しフックウェイトを載せてやるべきだったかもしれない。垂直姿勢にすることによって生まれる操作性や、ルアーの見せ方というのは変わってくると思う。そして、トップ域での反応も渋いので、ルアーをLBSに戻して、中層をチェックしていると、カケアガリ付近で強烈なバイトが発生。ドラグセッティングもフックの関係上、緩めに設定していたのもあるが数秒間、ジリジリ音が鳴った。その後、走りが止まった後、寄せつつ巻き取り始めたがラインブレイクとなった。PEライン劣化と、ライントラブルによる損傷による残念な結果。これはとりたかった。 その後キャスト語、約10カウントで沈めつつ、リトリーブで誘っていると良型のイサキが複数匹ヒットした。捕食していたのは約8㎝前後のキビナゴ。マッチザベイトとLBSの青物、イサキへの有効性が検証できた釣行となった。
詳細ページリンク:TOPLUME120F、METALTOSS26g、LBBLADE35
1月30日 エギング&ライトゲームフィッシング
エギングメインで8か所のポイントをチェック。イカのライドオンとなりませんでしたが、メタルトスでアラカブとアジ。ナイトゲームに入ってもイカの姿は見えず、アジの群れが入っていたのでジグヘッドリグでのスローリトリーブに反応が良く、10センチほどから25センチまでのアジを数匹キャッチしました。
(タックル)
ロッド:7フィート3インチ
リール:2500番
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ4号
ルアー:メタルトスプロトタイプ(A.P.P)
ロッド:6フィート
リール:2000番
ライン:2ポンド
リグ:ジグヘッドリグ+ワーム
ルアー詳細ページリンク:METAL TOSS 9g
作成者情報
Author:山下勇磨(A.P.Pフィールドテスター)プロフィール・釣歴 :磯ヒラスズキ/エギング/ショアジギング/ライトゲーム/エリアトラウトetc...3Dプリントルアー開発実釣テストInstagram・YouTubeなどでも釣果・開発進行を随時公開中。





















































































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